年代順記事一覧(随時更新)

明治

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伊香保のお化【1929.9.7 読売】

6代・尾上梅幸と15代・市村羽左衛門が伊香保に行った。2人と懇意の婦人も行きたがったが、重病で同伴できなかった。梅幸や羽左衛門らがいる伊香保の旅館の部屋に婦人が姿を現したが、無言のまま出ていった。どこに行ったか旅館の中を探していると、東京から婦人の死を知らせる電報が届いた。

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無縁仏が姿を現はす【1930.9.29夕 読売】

東京・京橋で地蔵を保管していた米屋の子どもが重病に。近くの洗い張り屋でも不幸が絶えないので、行者に見てもらうと、無縁仏に祟られていると言われた。そこで、近所の空き地に地蔵と水神石を祀る祠を建てると、そこに無縁仏が現れると噂が立ち、見物人が押しかけるようになった。

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大嘘吐の拘引【1909.8.28 大阪朝日】

9月28日に灰が降り、世界が終わるとの風聞が大阪・九条界隈に広まり、騒ぎになっている。警察は大道で世界滅亡を説く浮浪者を引致、取り調べたが、噂の出所は白状しなかった。

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弘法大師の出現【1909.8.23 大阪毎日】

大阪・本田で人々が競うように搗栗を買い求めている。警官が事情を尋ねると、弘法大師の再来が現れ、今年明治42年は「死に年」で、灰のように降る悪虫に触れた者は死ぬ。それを防ぐには、搗栗ともち米を混ぜた粥を食べることと言って消えたからだという。警察では自称・弘法大師の再来を厳重捜査中。

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首相官邸へ珍客尼僧【1936.6.12夕 読売】

新潟県の学林に学ぶ尼僧20名が首相官邸日本間の前に現れ、犬養毅ら凶変に斃れた人々の回向かたがた悪魔退散を祈った。

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”やどかり“首相に漸く安住の官邸【東京朝日 1936.4.29】

五・一五事件、二・二六事件と凶変が続く魔の首相官邸日本間を避け、広田弘毅首相が外相官邸を占領。その余波で外相は外務次官官邸を占領、次官は官邸に入れない羽目に。問題を解決するべく、首相官邸日本間は事務室に改装、官邸構内に首相居宅を新築することにした。

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因縁の首相官邸日本間【1936.4.5 読売】

五・一五事件、二・二六事件と2度も殺人のあった首相官邸日本間は、陽当たりや風通しが悪いとの理由で取り壊しが決定。広田弘毅首相は外相官邸を住居とすることに。

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«くさつた大家さん若妻殺しの家取壊し【1936.3.31夕 読売】