古新聞百物語
旧字等の異体字を通用字体に改め、適宜、句読点・「 」・改行を補った。ルビは必要と思われるもののみ残して< >に入れた。/\は「くの字点」。踊り字は平仮名・片仮名で揃える等、一部手を加えた。傍点部は斜字体で示す。〔 〕内は編者注。〔/〕は編者による改行。
最近の記事
伊香保のお化【1929.9.7 読売】
無縁仏が姿を現はす【1930.9.29夕 読売】
大嘘吐の拘引【1909.8.28 大阪朝日】
弘法大師の出現【1909.8.23 大阪毎日】
首相官邸へ珍客尼僧【1936.6.12夕 読売】
”やどかり“首相に漸く安住の官邸【東京朝日 1936.4.29】
因縁の首相官邸日本間【1936.4.5 読売】
くさつた大家さん若妻殺しの家取壊し【1936.3.31夕 読売】
話の港〔首相官邸日本間の修築案〕【1933.8.24 読売】
首相官邸修祓式【1932.6.12夕 読売】
バックナンバー
2021年9月
2021年8月
2021年7月
2020年9月
2020年8月
2020年7月
2019年9月
2019年8月
2019年7月
2019年3月
カテゴリー
1870年代
1880年代
1890年代
1900年代
1910年代
1920年代
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
中国
中部
九州
北海道
四国
年代順記事一覧
東京
東北
海外
近畿
関東
@nifty
が提供する
無料ブログはココログ
!
年代順記事一覧(随時更新)
明治
〔夜の厠で髪切りに遭う〕
(明07.03.22/東京日日/東京)
〔空き地に3日間石が降る〕
(明08.03.06/東京日日/東京)
〔大食いの幽霊が出る話〕
(明08.12.07/読売/東京)
〔住職の写真に新仏の姿〕
(明12.01.14/かなよみ/神奈川)
〔気弱な夫の怨念〕
(明12.01.15/かなよみ/東京)
〔桜の木の復讐〕
(明12.03.08/読売/秋田)
〔狸穴で車上から消えた女〕
(明12.04.25/東京曙/東京)
» 続きを読む
伊香保のお化【1929.9.7 読売】
6代・尾上梅幸と15代・市村羽左衛門が伊香保に行った。2人と懇意の婦人も行きたがったが、重病で同伴できなかった。梅幸や羽左衛門らがいる伊香保の旅館の部屋に婦人が姿を現したが、無言のまま出ていった。どこに行ったか旅館の中を探していると、東京から婦人の死を知らせる電報が届いた。
» 続きを読む
無縁仏が姿を現はす【1930.9.29夕 読売】
東京・京橋で地蔵を保管していた米屋の子どもが重病に。近くの洗い張り屋でも不幸が絶えないので、行者に見てもらうと、無縁仏に祟られていると言われた。そこで、近所の空き地に地蔵と水神石を祀る祠を建てると、そこに無縁仏が現れると噂が立ち、見物人が押しかけるようになった。
» 続きを読む
大嘘吐の拘引【1909.8.28 大阪朝日】
9月28日に灰が降り、世界が終わるとの風聞が大阪・九条界隈に広まり、騒ぎになっている。警察は大道で世界滅亡を説く浮浪者を引致、取り調べたが、噂の出所は白状しなかった。
» 続きを読む
弘法大師の出現【1909.8.23 大阪毎日】
大阪・本田で人々が競うように搗栗を買い求めている。警官が事情を尋ねると、弘法大師の再来が現れ、今年明治42年は「死に年」で、灰のように降る悪虫に触れた者は死ぬ。それを防ぐには、搗栗ともち米を混ぜた粥を食べることと言って消えたからだという。警察では自称・弘法大師の再来を厳重捜査中。
» 続きを読む
首相官邸へ珍客尼僧【1936.6.12夕 読売】
新潟県の学林に学ぶ尼僧20名が首相官邸日本間の前に現れ、犬養毅ら凶変に斃れた人々の回向かたがた悪魔退散を祈った。
» 続きを読む
”やどかり“首相に漸く安住の官邸【東京朝日 1936.4.29】
五・一五事件、二・二六事件と凶変が続く魔の首相官邸日本間を避け、広田弘毅首相が外相官邸を占領。その余波で外相は外務次官官邸を占領、次官は官邸に入れない羽目に。問題を解決するべく、首相官邸日本間は事務室に改装、官邸構内に首相居宅を新築することにした。
» 続きを読む
因縁の首相官邸日本間【1936.4.5 読売】
五・一五事件、二・二六事件と2度も殺人のあった首相官邸日本間は、陽当たりや風通しが悪いとの理由で取り壊しが決定。広田弘毅首相は外相官邸を住居とすることに。
» 続きを読む
«くさつた大家さん若妻殺しの家取壊し【1936.3.31夕 読売】